「
通りをふさぐ気か」別の男の声がきいた。
「通りだと」最初の
HKUE DSE男は鼻を鳴らした。「何をたわけたことを。ここは町じゃないんだ。通りなんてどこにあるんだ」
「なあ、おい」別の男は相手にかんで含めるように言った。「荷車はここを通らなきへいけないんだ。頼むからそいつをどけてくれないか。そうでなくともやらなきゃならんことは、山ほどあるんだ」
「喧嘩もできないセンダリアの御者ふぜいに命令を受けるおぼえはないな。おれは兵士だからな」
「ほう、そうかね」センダー人は冷ややかに言った。「それじゃ、今まで何回戦ったことがある?」
「今はなくとも、ときがくれば戦うさ」
「そこの荷物をどけないと、もっと早く戦うことになるだろうよ。馬車からおりておれに荷物どけさせるようなことになったら、ただじゃすまんぞ」
「こりゃ、恐ろしい」兵士は皮肉っぽく言い返した。
「じゃあ、どけるか」
「やだね」
「おれは警告したんだからな」御者は声の調子を落とした。
「おれの荷物に指一本でもふれてみろ、頭がぶっとぶぞ」
「おまえが勝手にそう思っているだけだ」
突然、もみあい、何発か殴打する音が聞こえた。
「さあ、さっさと起き上がって、おれの言ったとおり荷物をどけるんだ」御者の声だった。
「一日中ここに突っ立って論議している暇はない」
「おれの見ていないときに殴ったな」兵士が不平を言った。
「ならもう一発、自分の目で見たいか
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